チャート・インジケーターの見方
そして、異なる期間を指定することで複数の単純移動平均線を表示させて、それらの相関関係からトレンド予測を立てることも可能です。 指標となる「シグナル」のなかでも重要なものが2つあります。1つ目は買いシグナルである「ゴールデンクロス」と売りシグナルである「デッドクロス」があります。 期間の短い単純移動平均線が期間の長い移動平均線を上に越えるとゴールデンクロス、逆に、期間の長い単純移動平均線が期間の短い単純移動平均線を上に越えるとデットクロスの状態になります。 ゴールデンクロスは短期的な平均が長期的な平均を上回る状況で、下落後に出ることが多く、価格が上がりやすくなります。 反対にデットクロスは短期的な平均が長期的な平均を上回る状況で、これまで取引されていた価格を短期間で割り込むシグナルとなり、価格が下がりやすくなります。
パラボリック
転換点はSAR(Stop and Reverse / ストップアンドリバース)とも呼ばれており、SARを繋げたものがパラボリックの放物線となります。 一般的に、値動きが大きく、トレンドが発生している市場に向いており、値動きの小さく、トレンドの発生していない市場ではSARが頻発するためあまり向いていません。
パラボリックに活用するためにまず途転について整理します。途転とは自身が持っているポジションを反転させること指します。 例えば、1BTCの買いポジションを決済するとき、2BTCの売りポジションを新たに保有することで常にポジションを持つなどが挙げられます。 上昇トレンドでは買い建玉を保有、下降トレンドでは売り建玉を保有しますが、パラボリックを活用した途転買い・途転売りでは、保有ポジションを切り替える際にトレンドが転換するSARでシグナルを活用し効率的な取引が可能になります。 パラボリックを活用して常に一定のポジションを保有しておくことで、買いのポジションのみを扱う取引や売りのポジションのみを扱う取引よりも、ポジションを保有していない期間を最小限に抑えることが可能となり、売買の機会を増やすことができます。
MACD (マックディー)
MACD(マックディー)は「Moving Average Convergence Divergence」の略で、日本語では「移動平均収束拡散」と訳されます。 「単純移動平均線」とコンセプトは似ていますが、MACDの特徴は以下の2つになります。 1つ目は2つの移動平均を利用して価格のトレンド分析することです。 2つ目は単純移動平均線よりも直近の価格変動をより重視した「指数平滑移動平均線」をベースにしていることです。
MACDのメリットとしては、単純移動平均線よりも直近の価格変動を重視しているため、売買サインが早く現れることにあります。 売買のサインは単純移動平均線と同じく「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」となり、MACDがシグナルを上回る(ゴールデンクロス)と買い、MACDがシグナルを下回る(デッドクロス)と売りのサインとなります。 また、ヒストグラムはMACDからシグナルを引くことで産出されるため、ゴールデンクロスの場合はマイナス圏からプラス圏に、デッドクロスの場合はプラス圏からマイナス圏に転じるため、価格の推移が見やすい指標になっています。
FX移動平均線とは?初心者でも高確率で利益を得るたった一つのコツ
FX手法
FXの 移動平均線 って何?
FXの移動平均線を使った 取引手法 についても知りたい!
- FX移動平均線とはをわかりやすく解説
- FX移動平均線の種類は3つ
- FX移動平均線の特徴
- FX移動平均線の見方や使い方
- FX移動平均線を使う際の注意点2つ
- 移動平均線のおすすめ期間設定
- FX移動平均線をうまく使いこなすコツは「グランビルの法則」を覚えよう
本記事を最後まで読んでいただければ、移動平均線のことや取引のやり方などを詳しく知ることができ、初心者の方でもFXで利益を上げやすくなります。
FX移動平均線とはをわかりやすく解説
FXの移動平均線は、テクニカル分析の1つであり、ある一定期間の価格の終値を平均し線で結んだものです。
このように、移動平均線を表示させておけば、現在の為替チャートの方向性を 視覚的に判断 することができるため、初心者の方でも使いやすくおすすめのテクニカル分析です。
FX移動平均線の種類は3つ
- 単純移動平均線(SMA)
- 指数平滑移動平均線(EMA)
- 加重移動平均線(WMA)
単純移動平均線(SMA)
単純移動平均線(SMA)は、英語で「Simple Moving Average」と表記され、略して「 SMA 」となります。
一般的に、移動平均線の中でも最も人気のある種類であるため、多くのトレーダーが使っております。
指数平滑移動平均線(EMA)
指数平滑移動平均線(EMA)は、英語で「Exponentially smoothed Moving Average」と表記され、略して「 移動平均線の見方を初心者にわかりやすく解説 EMA 」となります。
- 1日目は、単純移動平均線と同じように一定期間の終値の平均で計算
- 2日目は、「前日の指数平滑移動平均線+K×(当日終値-前日の指数平滑移動平均線)」で計算
- Kは2÷(n+1)で計算をし、nは指定した期間を指す 指数平滑移動平均線の計算式は、直近の為替レートを2倍にして計算
SMAよりもEMAのほうが早く為替レートの値動きに反応するため、トレンドの初動をつかみやすくなります。
加重移動平均線(WMA)
加重移動平均線(WMA)は、英語で「Weighted Moving Average」と表記され、略して「 W MA 」となります。
-
移動平均線の見方を初心者にわかりやすく解説
- (当日値×n+前日値×(n-1)+・・n-1日前日値×1)÷(n+(n-1)+・・+1)
また、指数平滑移動平均線(EMA)と加重移動平均線(WMA)は、計算方法は異なりますが、トレンドの初動をつかみやすいというメリットがあります。
FX移動平均線の特徴
視覚的に相場状況を把握しやすく初心者におすすめ
移動平均線は、 トレンドの 流れ や 強弱 を視覚的に判断する ことができます。
移動平均線をチャート上に表示させておけば、向きや角度で相場分析を簡単に行うことができるので、初心者でも使いやすくおすすめです。
FX移動平均線の見方や使い方
サポートラインやレジスタンスラインとして使う
移動平均線は、 サポートライン や レジスタンスライン として使うことができます。
- サポートラインとは、それ以上為替レートが下がりづらくなるポイント
- レジスタンスラインとは、それ以上為替レートが上がりづらくなるポイント
サポートラインやレジスタンスラインを抜けてしまった場合
移動平均線のサポートラインやレジスタンスラインを抜けてしまった場合は、 トレンドが大きく変わる 可能性があります。
必ず反転するわけではありませんが、これまで支えてきたレジスタンスラインやサポートラインを抜けると、逆方向に為替レートが動く可能性もあります。
異なる2つの期間の移動平均線を使う場合に起きる現象
- ゴールデンクロス
- デッドクロス
ゴールデンクロス
ゴールデンクロス とは、短期移動平均線が長期移動平均線を下から上へ突き抜けることであり、直近の価格傾向が上向きに転じたと予測できるため、買いサインとなります。
従って、ゴールデンクロスが発生すれば、これから上昇する確率が上がるため、買いのサインになります。
デッドクロス
デッドクロス は、ゴールデンクロスとは逆に、短期移動平均線が長期移動平均線を下から上へ突き抜けることであり、直近の価格傾向が下向きに転じられたと予測できるため、売りサインとなります。
従って、デッドクロスが発生すれば、これから下落する確率が上がるため、売りのサインになります。
FX移動平均線を使う際の注意点2つ
- だましに気をつける
- シグナルの発生にタイムラグが生じる
「だまし」に気をつける
なぜならば、「 だまし 」と呼ばれる誤ったサインが発生する可能性もあるからです。
そのため、ゴールデンクロスの発生後に買いポジションを持ったとしても、だましにあい逆に損失を出してしまうときもあるのです。
また、「だまし」にはもう1つあり、 レンジ相場 でのクロスがあります。
レンジ相場の場合は、ゴールデンクロスをしたとしてもレンジを抜けだすことはできず、またレンジ相場に戻ってしまうことがあります。
FXで移動平均線の高勝率な使い方・設定・手法を公開【完全版】
鈴木拓也
移動平均線の概要
移動平均線とは、 移動平均線の見方を初心者にわかりやすく解説 過去一定期間の終値の平均値を線で結んだもの です。
移動平均線の仕組み
3種類の移動平均線
移動平均線には、①単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)、②加重移動平均線(WMA:Weighted Moving Average)、③指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)の3種類があります。
- ①単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)
- ②加重移動平均線(WMA:Weighted Moving Average)
- ③指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)
単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)
加重移動平均線(WMA:Weighted Moving Average)
指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)
どの移動平均線がいいのか?
初心者
鈴木拓也
結論から言うと、どれが一番いいかなんて一概には言えない。「良いものには裏がある」じゃないけど、それぞれメリットもあればデメリットもあるんだ!ここでは、その違いを理解することが大切だよ!
ただし、世界ではEMAを使っているトレーダーが多く、初めて移動平均線を使う場合には、 EMAから始めることをおすすめ します。
鈴木拓也
移動平均線の期間設定について
初心者
移動平均線の期間については、15、21、25、50、75、100、200などの期間がよく使われています。
よく初心者の方は、移動平均線の「設定期間はどの数値が一番いいのか?」という疑問にぶつかるかと思いますが、結論から申し上げると、 短期は15か25、中期は50か75、長期は100か200 と、短期・中期・長期の中から一つずつ選択するのであれば、どれを選んでもOKです。
- 短期:15、21、25
- 中期:50、75、100
- 長期:200
移動平均線の基本的な使い方
移動平均線は、向き・角度・ローソク足との位置に注目する
- 移動平均線の向き:トレンドを認識
- 移動平均線の角度:トレンドの強弱を判断
- ローソク足との位置関係:エントリーポイントを選定
トレンドの方向性の認識
まず、為替相場の動きは、上昇するか、下降するか、それとも横ばい(レンジ)かの3つしかなく、 トレーダーは上昇している時は“買い”、下落している時は“売り”、横ばいの時は“様子見”の選択肢 しかありません。
上昇トレンド | 下降トレンド | 横ばい | |
---|---|---|---|
相場環境 | ![]() | ![]() | ![]() |
取引 | 買い | 売り | 様子見 |
移動平均線をチャートに表示させれば一目瞭然ですが、 移動平均線が上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンド と判断することが出来ます。
トレンドの強弱
移動平均線の角度は、そのトレンドの強弱を表します。移動平均線の角度が急な程、トレンドが強いことを示します。
エントリーポイントの判断
- ① 上向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも上にある場合
- ② 上向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも下にある場合
- ③ 下向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも下にある場合
- ④ 下向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも上にある場合
- ⑤ 横向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも上にある場合
- ⑥ 横向きの移動平均線で、ローソク足が移動平均線よりも下にある場合
そして、これらの移動平均線の向きとローソク足の位置や動きに着目をし、トレード手法として確立されたのが、次に説明する「グランビルの法則」です。
初心者
鈴木拓也
グランビルの法則
移動平均線を使ったトレード手法として、 グランビルの法則 という超有名な法則があります。(グランビルの法則は、米国の投資家:ジョゼフ・E・グランビル氏が考案)
- 買いエントリーのポイントは、①、②、③、④
- 売りエントリーのポイントは、⑤、⑥、⑦、⑧
グランビルの法則による4つの買いシグナル
① 移動平均線が下向きから横ばいか上向きに変化し、レートが上抜け
もし、 下向きの移動平均線を上抜けても 、それはトレンド転換とは判断出来ないので注意が必要です。
② 移動平均線が上向きの中、レートが下へ乖離
③ 移動平均線が上向きの中、レートが近づき反発
④ 移動平均線が下向きの中、レートが下に大きく乖離
グランビルの法則による4つの売りシグナル
⑤ 移動平均線が上向きから横ばいか下向きに変化し、レートが下抜け
もし、まだ 上向きのままの移動平均線を下抜けても 、それはトレンド転換とは判断出来ないのは、買いの場合と同様です。
⑥ 移動平均線が下向きの中、レートが上へ乖離
⑦ 移動平均線が下向きの中、レートが近づき反落
⑧ 移動平均線が上向きの中、レートが上に大きく乖離
初心者
鈴木拓也
ゴールデンクロスとデッドクロス
「グランビルの法則」に続いて、もう一つの有名な移動平均線によるトレード判断の方法に、「ゴールデンクロスとデッドクロス」と呼ばれるものがあります。
- ゴールデンクロス:短期が中期を上抜け
- デッドクロス:短期が中期を下抜け
ゴールデンクロスによる買いシグナル
ゴールデンクロスとは、短期移動平均線が、中期または長期移動平均線を下から上へ突き抜けることです。
デッドクロスによる売りシグナル
デッドクロスは、先ほどのゴールデンクロスとは逆に、短期移動平均線が、中・長期移動平均線を上から下へ突き抜けることです。
初心者
鈴木拓也
移動平均線の実践的な使い方
鈴木拓也
移動平均線の見方を初心者にわかりやすく解説
ここで、いきなりではありますが、トレードにおけるポイントをお話します。非常にシンプルですので是非覚えてください。 買いにエッジがあるところ、売りのエッジがあるところを仕掛けます。 ただし、それぞれ上記の2つの条件が揃った時にだけ仕掛けるのです。そして、これも大切なことなのですが、 この条件以外の時は何もしないのです。 それだけですか、といった声が聞こえてきそうですが、それだけです。というよりもそれが大事なのです。もちろん、上級者の方であれば、更に進化させたトレード手法を開発していくことは素晴らしいことです。しかし、初心者の方は特にこのシンプルなトレードにおけるポイントを理解してほしいところです。この手法のことを「パーフェクトオーダー」といいます。オーダー(注文)する前提としてパーフェクトな条件であり、パーフェクトなチャンスという意味です。
先程、買いにエッジがあるところと、売りにエッジがあるところを紹介しましたが、この移動平均線の並び順は無限にあるのではなく6つに分けられ、それをステージと表現しています。6つのステージだけだから移動平均線大循環分析は非常にシンプルなのです。そして、その6つのステージには、それぞれ論理的な根拠に基づいた意味(相場の状況)がありますので、シンプルながら奥が深い分析ができるのです。
例えば「上昇トレンドがやや勢いをなくしてきたステージ」とか「下降トレンドへの転換が明確になってきたステージ」などです。さらに、それらの相場の状況がまだしばらく続くのか、あるいは次のステージに移るのか、移るとしたらどのステージに移るのかもわかります。以上のような特徴をもつ移動平均大循環分析を活用すれば、相場において次に自分がとるべき行動が見えてきます。トレードにおいて準備が出来るようになります。この準備が出来るというのが大事なのです。初心者のトレーダーは、複雑な動きで分かりにくい時期に、どうやって利益をあげようかとあれこれ悩む傾向があります。難しい時期は誰がトレードしても難しいのです。トレードにおける成果を向上させるには、いかに「わかりやすく、獲りやすいところ」でしっかりと利益を上げられるかなのです。先程「トレードにおけるポイント」をお伝えしました。初心者の方は特にこのポイントを学んでください。 わかりやすく獲りやすいところを教えてくれるのが移動平均線大循環分析なのです。
グランビルの法則とは|全8パターンの活用法と移動平均線の見方、ダウ理論との関係をかんたん解説
もともと、グランビルの法則とは、米国のジョセフ・グランビルという人が生み出した投資手法で、株価と移動平均線との関係を分析して投資のタイミングを探ります。
グランビルの法則の基本法則とは
グランビルには複数の法則があります。買いシグナルは全部で4つ、売りシグナルが全部で4つの合計8つの法則から成り立ちます。グランビルの法則では、株価が移動平均線からどれだけ離れているか(乖離しているか)が重要な意味を持っています。移動平均線だけで株取引の判断を行うと、価格が急変動したときにトレンドの判断が遅れてしまいます。
移動平均線の見方を初心者にわかりやすく解説
買いパターン1《買いの第1段》
買いパターン2《押し目買い》
買いパターン3《買い乗せ》
買いパターン4《自律反発の買い》
売りパターン1《売りの第1段》
売りパターン2《戻り売り》
売りパターン3《売り乗せ》
売りパターン4《自律反落の売り》
上向きとなっている移動平均線よりも、さらに株価が大きくかけ離れて急騰した(上への乖離幅が大きくなった)場合には、株価が自律的に反落してしまう可能性が高いと判断して売りを選択します。
グランビルの法則はFXにも有効か?
ただし、グランビルの法則は、もともと短期的な取引の法則であると言えます。長期的なトレンドを把握する方法としては向いていません。その点を十分に認識した上で活用することが大切です。
グランビルの法則は使えないのか?欠点とは
いつも自分が使っている移動平均線と自分の投資スタイルが合っているかどうかを常にチェックしつつ、グランビルの法則を活用することが大切です。 移動平均線の見方を初心者にわかりやすく解説
グランビルの法則の関連用語とは
グランビルの法則を正確に理解するためには、関連する用語についてもきちんと理解しておく必要があります。以下では、グランビルの法則と関連する用語について端的に解説します。
グランビルの法則の関連用語①「移動平均線」
現在の株価を示すチャートと、ローソク足と組み合わせて、売買のタイミングをはかるために利用されます。
グランビルの法則の関連用語②「ゴールデンクロス」
ゴールデンクロス(golden cross)とは、株やFX、先物、仮想通貨などにおいて、相場の転換点を示す大事なサインを示す用語です。ゴールデンクロスはテクニカル分析の基本中の基本であり、買いのシグナルと言われるものです。ゴールデンクロスが出ている銘柄は、その後価格が上がる兆候と考えられています。多くの投資家から重要視されているシグナルです。
グランビルの法則の関連用語③「デッドクロス」
短期移動平均線が長期移動平均線を下から貫くことをゴールデンクロスと呼びますが一方で、短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に貫くことをデッドクロスと言います。デッドクロスは、ゴールデンクロスと反対に、長期的に買われていた相場が短期的に売られたことによって生じたものであるため、相場が長期的に売られ始めるシグナルを示しています。
グランビルの法則の関連用語④「ローソク足」
- 単位期間中の初めに付いた値段を始値(はじめね) 移動平均線の見方を初心者にわかりやすく解説
- 単位期間中の終わりに付いた値段を終値(おわりね)
- 最も高い値段を高値(たかね)
- 最も安い値段を安値(やすね)
ローソクには、始値よりも終値が高い陽線(ようせん)と、始値よりも終値が安い陰線(いんせん)の2種類があります。一般に、陽線は明るい色で表示され、陰線は暗い色で表示されます。これはもともと陰陽道の考えからきていると言われています。始値と終値はローソク足の実体で表示し、期間中の安値と高値はそこから伸びるヒゲで表現します。
グランビルの法則の関連用語⑤「バイナリーオプション」
バイナリーオプションとは、為替金融商品の一種です。為替レートを指標として、円安になると利益を得られるチケットか、円高になると利益が得られるチケットのいずれかを購入して、結果が予測どおりとなると利益が出る仕組みとなっています。バイナリーオプションも、グランビルの法則を使えば、価格がどのように推移するかを予測して取引が可能となります。
グランビルの法則の使い方:どのポイント?
グランビルの法則で最もわかりやすいのが、法則1(ゴールデンクロスで買い)と法則5(デッドクロスで売り)です。グランビルの法則のうち、法則1と法則5は図にチャート図で示すと次のようになります。
以上をまとめると、次のチャート図のようにグランビルの法則を使ったエントリーポイントをまとめることができます。
グランビルの法則を勉強できる本とは
その他にも、2011年に出版された『オニールの成長株発掘法』は、チャートについての説明が詳細になされていることが特徴です。グランビルの法則は、チャートの理解が必須となるので、まだチャートの理解が不十分という方には特におすすめです。
実践!グランビルの法則まとめ
ここからはグランビルの法則を実際にどう使っていくのか、実践しやすいように解説していきます。ポピュラーな使い方をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
実践!グランビルの法則:移動平均線の期間
その結果、当初グランビルが提唱した200日の移動平均線よりも短期の移動平均線が活用されるようになってきました。5日、20日、21日、25日、75日などの移動平均線を自分の投資スタイルと合わせて総合的に判断することが大切です。
実践!グランビルの法則:ローソク足チャートの時間枠
その結果、グランビルの法則を適用する間もなく、チャートがどんどん描かれていってしまい、取引のタイミングがつかめなくなってしまうのです。そのため、自分の投資スタイルに合わせて1時間以上の時間枠を使うようにしましょう。時間枠が1日単位だと長過ぎるので、それ以下に設定しておくことが大切です。
実践!グランビルの法則:ダウ理論と組み合わせる
ダウ理論はトレンドを分析するための方法なので、トレンドをダウ理論で分析した上で、実際に投資するタイミングをグランビルの法則を使って見極めることによって、より効率的な投資が可能となります。
実践!グランビルの法則:インジケーターの使用
インジケーターは、ダウンロードすることでチャート図に表示できるようになるので積極的に活用しましょう。
実践!グランビルの法則:バイナリーオプション
ただし、バイナリーオプションは、長期のトレンドよりも短期のトレンドが重要となるので、グランビルの法則だけを適用するのではなく、他のテクニカル指標なども参考に投資判断をすることが大切です。
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